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低身長の原因と種類

低身長の原因は遺伝的なもの、ホルモン不全によるものなど様々です。下記に低身長の原因と種類についてまとめましたので参考にしてください。

低身長の原因と種類

家族性低身長・体質性低身長[小人症]
遺伝的なもの、体質的なものによる低身長。低身長の原因の約半分がこれにあたる。正常低身長とも呼ばれ医学的には低身長とはならず、ホルモン治療の対象とはならない。

思春期遅発症
「おくて」と呼ばれる発育の遅れによる低身長。治療は必要なく、通常は正常な身長に戻る。

思春期早発症
思春期遅発症とは逆に早熟なために成長が早く止まってしまうことで起こる低身長。始めのうちは周りと比べ一時的に成長が早くなるが、すぐに止まってしまうのが特徴。

成長ホルモン分泌不全性低身長症[下垂体性小人症]
成長ホルモンの不足によって起こる低身長。10歳までの早い時期にホルモン治療を受けると治療効果が高い。

甲状腺機能低下症[クレチン症]
甲状腺ホルモンの不足によって起こる低身長。10歳までの早い時期にホルモン治療を受けると治療効果が高い。

ターナー症候群
染色体の異常による低身長。X染色体の問題で起こるため女性だけに起こる。2000人に1人の割合といわれ、最終身長は140cm前後であることが多い。

軟骨異栄養症
骨軟骨の問題による低身長。手足の関節部の骨軟骨の成長が悪くなり、極端な低身長(最終身長130cm前後)となるのが特徴。

低出生体重性低身長[子宮内発育不全]
子宮内での栄養不足による低身長。妊娠中の母体の栄養不足、喫煙などによって起こる。

愛情遮断性低身長
家庭内の問題や社会的な問題などにより精神的なストレスから起こる低身長。

プラダー・ウィリー症候群
15番染色体の異常による遺伝病。低身長以外にも筋緊張低下、性腺発育不全、性格異常、肥満などの症状がある。

慢性腎不全
腎臓に問題があり、尿が正常に作られない場合、発育不全となり低身長となる可能性がある。


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